プロの貼り方を教えます!ジムやダンススタジオの壁に大型鏡を施工する方法|鏡の販売.com

プロの貼り方を教えます!ジムやダンススタジオの壁に大型鏡を施工する方法

大型鏡を施工する方法

大型鏡の取り付け工事にご不安はありませんか?鏡はお客様の姿を映し出すため、サービスの質が問われるポイントの1つです。ダンススタジオやスポーツジムの鏡はとくに、壁一面を歪みのないキレイな鏡張りにしたいものです。

とはいえ、どうしたらキレイに大型鏡を取り付けられるのか心配ではないでしょうか。

  • スタジオに大きな鏡を貼り付けたときに、映像が歪んでいた
  • 鏡と鏡のつなぎ目の映像にズレある

こんなことは聞いたことがあるのではないでしょうか。これらは、実際に鏡を取りつけた後に発生することがある2つの事例です。鏡を並べて取りつけると、壁の歪みに合わせて鏡も歪みやすく、つなぎ目の映像がズレることもあります。

そこで今回は、100回以上の施工実績があるプロの取り付け方法を紹介します。鏡の枚数が多くなるほど、取り付けが難しいとされる大型鏡の取り付け。プロは、壁や床の状況を確認しつつ、鏡をキレイに貼り付けます。どうしてプロがキレイに鏡を貼りつけられるのかを紹介します。

この記事のポイント

  • プロが行なっている取り付け方法を紹介
  • 壁に大型ミラーを貼るときは、施工もあわせて依頼がオススメ

今回取りつける鏡の大きさはコチラ!

4枚貼り
今回、プロが取り付ける施工場所スポーツジムで、鏡のサイズは「横360センチ×縦180センチ」。
横90センチ×縦180センチ」の4枚貼りです。
360センチ
180センチ

今回取り付ける鏡の詳細

ダンススタジオやフィットネスクラブ等で使われる大型の鏡(大型ミラー)です。

使用される大型ミラーは、5ミリ厚のミラーが使われることがほとんどです。通常の3ミリ厚の薄い鏡に比べ、厚みがある分歪みが少なく、壁の歪みの影響も受け辛くなります。

当社の大型ミラーは平面性が高く映像が綺麗で、数多くのダンススタジオやフィットネスクラブ、学校、ダンスをされるお宅への練習用鏡の納入実績が豊富です。

 

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取り付け位置の寸法詳細

取り付け位置の寸法詳細

取り付け用品の紹介

鏡を取り付ける流れは、大きく3つの工程に分かれます。今回使用する取り付け用品を、工程別に分類しました。
3つの工程

① 位置決めに必要な道具・部材

道具・部材1
スケール 床からの距離を測るのに使用します
マスキングテープ 壁を汚さずマーキングを行うのに便利です
黒マジック 鏡同士の隙間を目立たなくするために使用します
レーザー 水平垂直を正確に測ります

 

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② 金具取り付けに必要な道具・部材

道具・部材2
電動ドリル ビス止めを行うために使用します
片長チャンネル
(金具)
まっすぐ綺麗に鏡を取り付けることができます

 

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③ 鏡の取り付けに必要な道具・部材

道具・部材3
ミラーマット 鏡を壁面に貼り付ける鏡専用の両面シートです
速乾ボンド 壁とミラーマットの粘着強度を最大限に発揮してくれます
ミラーボンド 鏡を壁に強力に貼付けるためのボンドです
シリコーン 鏡の周りをコーキングするために使用します
コーキングガン ミラーボンドやシリコーンの容器をセットするための工具
PPバンド 鏡の下にしいて高さを調節します
セッティングブロック 鏡の下にしいて高さを調節します
ガラス吸盤 鏡を持ち運ぶ際や、映像調節で鏡を引っ張る際に使用します

 

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コレを使うからキレイに貼れる!プロが使う3つの道具

歪みのないキレイな大型鏡を取りつけるときに、プロが用いる3つの道具です。鏡の映像を繊細に調整するために欠かせない道具を紹介します。
プロが使う3つの道具
墨出し用レーザー 鏡の取り付け位置に印をつけるときに用いる機材。墨出し用レーザー機を使用することで、正確な「床からの高さ」「垂直」「平行」がわかります。床や壁の影響を受けず、ズレや傾きのない鏡を貼るために使います。
片長チャンネル 鏡を並べて取りつけるときに使うレール状の金具。鏡の映像調整をしやすくし、水平に鏡が貼れるよう、調整するために使います。
ガラス吸盤 貼付け後の鏡の映像調整に使う道具。鏡を取り付け後、ボンドが乾く前に鏡を引っ張ったり、押したりしてつなぎ目の映像を調整するために使います。

 

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1. 取り付け位置に印をつける

仕上がりイメージ

取り付け位置
鏡の取り付け位置に印をつけた後の様子がこちら。このようなイメージになるようにこれから印をつけていきます。ポイントは、鏡の取りつけ位置ではなく、片長チャンネルの取りつけ位置に印をつけることです。
取りつけ位置
鏡の取りつけ位置ではなく、片長チャンネルの取りつけ位置に印をつけることが大切です。片長チャンネルの高さは26.5ミリです。下側の印をつける位置は、取り付けたい位置から26.5ミリ上げた位置に印をつけます。上側も鏡を取り付けたい位置から26.5ミリ下げた位置に印をつけてください。

鏡を貼る位置の確認をする

レーザーを照射
まずは床の傾斜を確認し、墨出し用レーザー機で壁にレーザーを照射します。
鏡を貼る位置にマスキングテープ
次に鏡を貼る位置の壁を確認します。壁は「下地があるのか」「凹凸がないか」を確認しつつ、鏡を貼る位置にマスキングテープを貼っていきます。

床から鏡を浮かせたい高さに印をつける

床から鏡を浮かせたい高さを決めます(画像では20センチ浮かせています)。
決めた高さから、さらに26.5ミリ上の位置に印を1か所つけてください。
水平に印をつけられるよう、はじめにつけた印とレーザーの距離を確認します。
確認した距離を基準として、鏡1枚に対して、1か所ずつ印をつけてください。

上側も印をつける

続いて上側にも印をつけます。上側のチャンネルの場合、鏡の上端よりも26.5ミリ下に印をつけてください。(画像では、印から1754ミリの位置に印をつけています)。
上側も同じように、印からレーザーまでの距離を基準として、鏡1枚に対して1か所の印をつけてください

壁紙のある壁の場合は印をつけた後に壁紙を剥がしておきましょう!

後に壁紙を剥がし
壁紙が貼られた壁の場合は、マーキングを行なった後に、貼り付け位置の壁紙をはがしてください。壁紙を剥がすことで、壁紙が劣化して鏡と一緒に剥がれてくるのを防ぎます。カッターで薄く線を入れてめくると簡単に剥がれますよ。

石膏ボードの壁の場合はアンカーを使用!

石膏ボードの壁の場合はアンカー
石膏ボードの壁の場合は、ボード下地を探してビス止めを行いますが、下地が取り付け位置にない場合は、アンカーを使用してください

2. 鏡の映像調整をしやすくする「片長チャンネル」を取り付ける

はじめに、「片長チャンネル」の裏側(壁面に接する面)の白い保護テープをはがします
上下の片長チャンネルを取り付けていきます。ビスの位置は長穴の一番上に来るように固定してください。
下側から取りつけ
下側の片長チャンネルから取りつけます。さきほどつけた印の位置に、片長チャンネルの上端をあわせてビスをうってください。
このとき、ビスの位置は長穴の一番上にくるように取りつけてください、一番上にビスをうつことで、鏡が乗ったときに鏡の重さでチャンネルが下に下がらないようにします
次に上側を取りつけ
同じく、印にあわせて片長チャンネルの下端をあわせてビスをうっていきます。
ビスをうつ位置も同じく、長穴の上側です。鏡を取り付け後、スライドできるようにビスを若干緩めに締めてください
念のため、金具に傾きやズレがないか確認してください。このときに傾きやズレがあると鏡を貼ったときに、並べた鏡と鏡の間に隙間ができてしまいます。片長チャンネルの垂直と水平をレーザーで確認しておきましょう。

3. 鏡の高さ調整に使う「セッティングブロック」を設置する

あとから鏡を乗せたときに鏡の傾きやズレが調整できるよう、下側の片長チャンネルに「セッティングブロック」を置きます。
セッティングブロックの設置位置は、1枚の鏡に対して左右の端から1/4の位置(鏡の横幅が90センチのときは、22.5センチの位置)です。
「セッティングブロック」で鏡を浮かせるため、セッティングブロックの置いた位置に負荷がかかります。鏡の重さで片長チャンネルがたわまないように、ビスにできる限り近づけて置いてください

4. 壁と鏡のスペース確保のために「ミラーマット」を貼る

鏡を壁に接着させるため、速乾ボンド・ミラーマットを仕込みます。完成形は写真のように鏡のつなぎ目にミラーマットがくるように貼っていきます。
まず、ミラーマットを貼る位置に速乾ボンドを塗ります。
速乾ボンドを塗った箇所にミラーマットを貼り付けていきます。
鏡を1枚だけ壁に取りつけるときは、ミラーマットを使用して壁と鏡を接着します。並べて鏡を貼るときは、鏡と壁のスペースを取る目的で使用するため、オモテ面の剥離紙ははがしません。ミラーマットで鏡を貼ってしまうと、壁の歪みに引っ張られて鏡の映像が歪みます。壁の歪みの影響を受けないよう、ミラーマットのオモテ面の剥離紙ははがさないでおきましょう

5. 鏡を一度置き、鏡の高さを調節する

一度、片長チャンネルの上に1枚だけ鏡を置きます。
この時、鏡を上チャンネルに差し込んで下チャンネルに落とし込むようにしてはめ込み取り付けを行います。こういった取り付け方をケンドン式と呼びます。
また、真ん中から鏡を取りつけることがポイント。基準が真ん中の鏡となり、調整に調整を重ねる必要がなくなるため、映像調整も楽になります。
端から鏡を取りつけていくと、「傾きを調整した鏡」にあわせて傾きの調整を行い続けるため、施工にも時間がかかってしまいます。
傾きの調整って?
傾いている箇所にPPバンドを挟み込むことで、高さを調節します。鏡が垂直になるまで、PPバンドを重ねて微調整していきます。
つなぎ目につけた印を基準に、鏡の傾きを確認します。
傾いていれば「PPバンド」を鏡とセッティングブロックの間にいれて調整をしてください。
鏡を仮置きしたら、鏡のつなぎ目と接する壁に黒マジックで線を引きます。つなぎ目の壁を黒く塗っておくことで、隙間が目立ちにくく至近距離で見てもキレイな仕上がりとなります
壁の凹凸の影響により、ミラーマットが貼ってある位置の映像が歪みます。映像に歪みがあるときは、カッターを使用してミラーマットをはがしてください

6. 鏡を固定する「ミラーボンド」を壁に塗る

仮置きした鏡を一度外します。
事前に貼ったミラーマットの間の壁にミラーボンドを1枚分だけ塗ります。
ミラーマットよりも盛り上がるように、ピンポン玉ほどの大きさで塗ってください。

7. 鏡を貼りつける

慎重に鏡を貼りつけます。
鏡の傾きを調整するために置いた「PPバンド」や「セッティングブロック」がズレないように気をつけてください。
同じように2枚目、3枚目と鏡を仮置きして調整し、ミラーボンドで貼っていきます。
2枚目以降の鏡の傾きを調整するときは、隣の鏡にあわせて調整します。常に隣の鏡との調整を行うことで、キレイな鏡を作り出します。
この時、鏡のつなぎ目に紙をはさんで隙間(0.5ミリ~1ミリ)を作ります。隙間をつくることで、鏡同士が直接あたっておこる「カケ」や「割れ」を防ぎます

ポイント!鏡同士がぶつからないよう、スライドさせる

2枚目以降は、取りつけ時に鏡同士がぶつからないよう、一度、少し離れた位置に鏡を取りつけます。そして少しずつ横にスライドさせながら近づけていきます。

8. 映像の調整を行う

2枚目以降の鏡を貼り付けたら、ミラーボンドが乾く前につなぎ目の映像調整が必要です。

ガラス吸盤を用いて、鏡を引っ張ったり、手で押したりして繊細に映りのズレを修正してきます。この映像調整を怠ると、つなぎ目で姿がニ重に映ったり、姿が切れて映ったりします。

映像調整のコツ!

つなぎ目に段差ができていないかを触って確認したり、離れて見て、映像に違和感がないかを確認しましょう。二重に見えるときは、鏡を手で押します。切れて見えるときは、鏡を吸盤で引っ張ります。

※ボンドが硬化すると鏡が動かなくなってしまうので、施工当日に映像調整を行ってください

9. 金具と壁の隙間を「シリコン」で埋める

鏡をすべて貼り終えたら、鏡の周りと片長チャンネルをマスキングテープで養生します
シリコンでコーキングします。
余分なシリコンはヘラで取って仕上げてきます。

10. 施工完了!

最後に片長チャンネルの保護テープとマスキングテープをはがしてください。
鏡をキレイに拭き取ります。ボンドが完全に乾いていないので、強く押さないように気をつけましょう
※ボンドは3日ほどで硬化します。その間は触らないようにしましょう。
施工完了です!
 

壁に大型ミラーを貼るときは、施工もあわせて依頼がオススメ!

施工もあわせて依頼がオススメ!
壁一面に鏡を取りつけるときは、繊細な映像調整や傾きの調整が必要です。とくに鏡の枚数が4枚以上となると、映像調整が極端に難しくなるため、プロへの依頼をオススメします。当サイトでも鏡の取りつけまで対応いたしますので、お気軽にご相談ください

お問合せ・お見積無料!お気軽にご相談ください。

もちろん鏡のみのご用意も可能です!

もちろん鏡のみのご用意も可能です!
ご自身で施工ができる方や、知り合いの業者に依頼したいという方には、鏡のみのご用意も可能ですので、お気軽にご相談ください!

工事費を節約したい方にオススメ!

カンタンに設置ができる「パネルミラー」

誰でもカンタンに鏡の設置ができる鏡です。床から立て掛けて鏡を並べるだけで、壁一面を鏡にできます。また、L字アングルを使って床から浮かせられたり、パネルに貼る鏡のサイズを調整したりもできます。工事費を節約したい方は、パネルミラーがオススメです。
商品名 パネルミラー
サイズ
  • メジャータイプ:
    900ミリ×1800ミリ
  • サイズオーダーでも製作可能です
特徴
  • 規格サイズは短納期・低価格!
  • 修理・交換OK!安心の製品保証付

大型ミラーの取りつけの際は、お気軽にご相談ください。

今回は、プロが行う!鏡を壁一面に並べて取りつける方法を紹介しました。鏡と一緒に取りつけるときに必要な道具もご用意いたします。大型ミラーの取りつけをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
最終更新日:
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