「鏡が歪んで見える」原因と解決策

「貼り付けた鏡が歪んで見える」という場合、鏡自体の歪みだけでなく、下地や施工方法など、「鏡を設置した環境」も影響していることがあります。
ここでは、「鏡が歪んで見える」場合の原因と、その解決策をチェックリストでご確認いただけます。
鏡が歪んで見える原因をチェック
原因1:壁が凸凹しており、平面性が悪い

壁自体に凸凹があると、鏡が密着した際にたわむことがあります。
特に石膏ボードや古い壁面は、平滑に見えてもゆるやかに波打っていることがあります。
解決策
- 鏡の下にコンパネなどを重ね貼りして下地を整えることで、綺麗に貼りやすくなります。
- 壁貼りではなく、壁掛けの鏡(OKミラー・壁掛けミラーなど)を施工することで、壁の凹凸の影響を受けにくくなります。
原因2:接着剤の量や位置にムラがある

鏡専用の接着剤や両面テープを使用しても、塗布するバランスが悪いと、浮いたり凹んだりして歪む場合があります。
「中央だけに接着剤をつけて、周囲が浮いている」ような状態だと歪みが出やすくなります。
解決策
- 鏡専用の接着剤や両面テープを、鏡の設置場所に均等に塗布します。乾くまでしっかり支えることで浮きにくくなります。
原因3:貼り付け時に鏡がたわんだ

施工時に鏡を強く押しすぎたり、長時間手で支えたりすると、鏡が歪んだまま固定されることがあります。
解決策
- 鏡を貼り付ける際はやさしく押し当て、均等に圧力をかけます。
- 鏡を強く押しすぎた場合は、ガラス吸盤で引くことで歪みが改善することがあります。
原因4:鏡の厚みが薄すぎる

厚さ3ミリ以下の鏡は、設置面のわずかな凹凸の影響を受けやすく、施工場所や施工方法によって歪みが出る場合があります。
特に大判サイズになるほど、壁の影響を受けやすくなります。
解決策
- 5ミリ厚以上のガラスミラーは平面度が高いため、わずかな凹凸がある壁や大きなサイズの鏡でも歪みにくくなります。
原因5:気温や湿度の影響

鏡を施工する場所・環境が特殊な場合は、鏡を綺麗に貼れても後に歪みが出る場合があります。
特にアクリルミラーは、気温や湿度の差が大きい環境では伸縮することがあるため、サイズの大きな鏡は歪んで見える場合があります。
解決策
- ガラスミラーなど、気温や湿度の影響を受けにくい鏡を貼ることで、施工後の歪みが出にくくなります。
- アクリルミラーはよりサイズの小さい鏡をお選びいただくことで、歪みを感じにくくなります。
1枚から鏡の施工にうかがいます
ご紹介した対策でも解決しない場合は、お手数ですが、お使いの鏡の「サイズ」「厚み」「取り付け方法」などを確認のうえ、当社までお問い合わせください。お写真などを添えてご連絡いただけると、よりスムーズにご案内が可能です。
また「大きな鏡なので、うまく貼れるか不安」という方には、鏡の交換・施工の出張サービスも受け付けています。徹底した安全管理のもと、鏡のプロが1枚1枚丁寧に施工します。全国対応で施工にうかがいますので、お気軽にご相談ください。